人力飛行機探訪記

鳥人間はじめ人力飛行機を見てきた記録をアーカイブ

作業場見学 - サウサンプトン大学 SUHPA

2020/11/08 チーム紹介を追記しました

 

訪問日 2019年2月

 

短期留学シリーズ第二弾

人力飛行機のためにイギリスを選びました

 

 

どうまとめるか悩んだ末、ひたすら画像を貼っていきます

サウサンプトン大学 SUHPA

イギリス南部、サウサンプトン大学にて活動しているサークル。

過去にサウサンプトン大学はパイロットの力のみによる世界初のフライトを行った人力飛行機・SUMPAC号を製作した。その初飛行から50周年を記念し2011年にプロジェクト開始。

イギリスの人力飛行機大会、イカロスカップへの出場を目指し活動を続けている。

 

1回目の訪問

色々とインターネットでやり取りし、作業場見学に行きました。

活動は平日のみとのことだったので語学学校を休んで行ってきました。

次の機体を製作中だからか、「デブリみたいなものしかないですよ」(意訳)とのことでしたが、充実した見学になりました。むしろ二機分のパーツを見れてご褒美です。

 

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作業場がある建物

 

なお、1回目の訪問時は平日だったが作業場が空いていなかったので日を改めた

 

『いい知らせと悪い知らせがある』のフレーズ本当に使うんだ!!って感動した

このあと作業場が空いていないという話とコンピューター室は使えるので図面を見れるという話になった

 

日本の人力飛行機の写真を見せた結果です

 

 

 

2回目の訪問

この日は駆動班の方々に案内していただきました。ありがとうございます。

 

SUHPAの班分けは5つ

・wing(翼)

・drive train(駆動)

・stavility

・integration

・electronics(電装)

stavilityとintegrationの作業内容について聞きそびれた

チームの男女比はおおよそ9:1の様子で親近感がわいた

 

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ロードバイクをベースとしたコクピット

 

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自転車とフレームの接合パーツは3Dプリンタで制作したもの

 

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主翼マウント兼キングポスト

メンバーが'hammer'と形容していた

感性に国境はないと実感した

 

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マウント組み立てイメージ

上:私が描いた(合ってるとのこと)

下:より丁寧な図を描いてもらった

 

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ねじりチェーン

 

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ドライブシャフト

 

これは廃棄予定の翼らしい

どのように角度を合わせていたのかについては昔の物なのでわからないとのことだった

主翼のリブ厚は10mm

 

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トラス肉抜き

 

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後縁はフォームとエポキシ

 

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こちらは次の機体に利用する桁

 

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カーボン製ボックス桁

日本のように焼いてはいない様子

 

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桁の作り方の図を描いてもらいました

 

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接合部はアルミ製

 

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この糸の役目なんだろう。聞きそびれた。

 

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この尾翼はどうやらモックアップの様子

Bunfightのために作ったと言っていた(この場合はおそらく新歓という意味?)

 

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リブ厚(比較対象はカクノ) 

 

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フライバイワイヤ

別件でTeam Airglowに尋ねたところ、AirglowもFBWを採用していた。BHPFCとRAeSの見解ではFBWのバッテリーは飛行のための動力に含めないためイカロスカップではFBWの使用が認められているとのこと。

 

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いろいろな角度からの撮影

 

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プロペラの芯材はスタイロのみ

CNCでスタイロを切り出したとのこと

 

 

余談

 ご協力ありがとうございました

エアロベースはかさばらないので海外に持っていくのにぴったりでした

 

目印になるようリブTシャツを着ていった

よく考えたら英語が拙いアジア系の人がひとりで突っ立っていたらすぐわかるだろうのでその必要はなかった気がする

 

昼ごはんは駅でサンドイッチを食べた

でも学食試してみればよかった(混雑しているため尻込みしてしまった)

 

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電車の椅子がふかふかだったので眠くなった

異国の電車の中で眠るわけにはいかないのでひたすらポテトチップスを食べて目を覚ました

 

ビネガー味。とてもおいしかった。

 

リンク

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