前回の記事の通り、KH Coderをインストールしました。
raihpa.hateblo.jp
これを用いてTFのNOGO理由やクラッシュ部位として多いものを集計してみます。
準備
今回の分析対象はチームが自主的に企画するフライトを対象とし、鳥人間コンテストやHPA飛行会といった大会は対象外とします。
まず、フライト日程をまとめたファイルを用意します。
こちらの記事の元となったファイルです。
TF日程のまとめファイルにはNOGO理由やクラッシュ部位を記入しています。
これらは極力チームのブログから引用し、記入しています。
平たく言えばコピペです。
このファイルからKH Coderを用いてNOGO理由やクラッシュ詳細における語の抽出を行います。
NOGO理由
語の抽出を行いました。
この数なら手集計でもいいような気もしますが、KH Coderのコーディング機能を使ってみます。
これでいいかな
コーディング結果をカウントしたりCSVファイルに出力したりします
そして完成したグラフがこちら
NOGOはほとんどが天候理由だと思っていましたが、こうやって見ると思ったより機体にまつわる理由も多いですね。
ただ、機体修理のため数回TFが中止になること、またTFが中止になった際に公式ブログやtwitterで発表しない場合もあるのでそこは考慮の余地があります。
あと気づいたのは「パイロットのコンディション不良」という理由が見当たらない事。パイロット含め人力飛行機をやっているみなさんが体調不良を押し切り無理をしていないことを祈ります。これこそわざわざ発表していないだけであってほしい。もしくは、そもそも体調管理が上手であるか。
だんだん慣れてきました。次はTFのクラッシュ部位を集計してみます。
クラッシュ部位
前処理と語の抽出を行います。
あら。URLを含めて記録したのがまずかったみたいです。
URLをいったん消し、改めて前処理します。
あとは同じような手順です
そして、ウェブ上において公開されているクラッシュ箇所の集計結果です。
単に翼といっても一次構造や二次構造などより細かく分類できますが、そもそものクラッシュ件数が20件もないので大まかな分類で行いました。
原因も分類し集計してみたかったですが、クラッシュ時の状況が詳細にわかる資料が少ないのでこれは今後の課題とします。
備考欄から抜き出す手間がかかったので、来年のフライト日程まとめにはNOGO原因やクラッシュ詳細記入専用の項目を準備したいですね。
複数年継続し、年ごとの比較も行いたいです。