人力飛行機探訪記

鳥人間はじめ人力飛行機を見てきた記録をアーカイブ

鳥人間の本―ODE TO ALL THE BIRDMEN

 

第24回(2000年)の鳥人間コンテストを中心としてまとめられた本。

巻頭の大会写真ページは滑空機の出場チームの顔ぶれが令和の現在と大きく違ったり、今は亡き東京大学F-tecのフライトが見開きで大きく載っていたり。

 

"Some of The Birds Will Fly Someday"*1に掲載されている上智大学Sophia Flying Turkey、横浜横須賀Flyers、埼玉小川おじさんチームの3チームは三面図掲載あり。

学生チームを中心に紹介する"FLYING KIDS"の章では作業風景や試験飛行の写真に加えてチームのウェブサイトのスクリーンショットが掲載されており、2000年ごろの個人サイト時代を感じる。

 

当時の空気感を味わう、この本に掲載されているチームが特に注目を浴びていたのかな……などと想像を巡らせるといった楽しみ方もできる。

 

巻末掲載のデータファイルには第1回(1977年)から第23回(1999年)までの全出場チームの飛行距離などが記録されている。(第24回は巻頭ページに掲載)

公式サイト上の大会の記録では1~10位までしかチーム名が掲載されていない年もあるため初期の記録としてもありがたい一冊だ。

じっくりと見ていると、人力飛行機にハマるうちによく見かけるようになった方のお名前を発見する。それもまた一興。

 

裏表紙側の帯に書かれた言葉。これなんだよなー。

だれもが空に憧れる。

けれどだれもが空を飛べるわけじゃない。

 

*1:おそらく第25回大会に応募予定のチームを紹介する章?

人力飛行機・鳥人間コンテスト関連のYouTubeリンク集

人力飛行機鳥人間コンテスト関連のYouTubeチャンネルのリンク集を作りました。

見落としやリンク切れがあったらごめんなさい。

RSSリーダーを利用して更新通知botを作りたかったのですが、IFTTTやFeedlyなどの有料版契約が必要なため諦めました。

頑張って片っ端からチャンネル登録してください。私はしました。

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FLYER Nov 2019 PDF公開

イギリスの航空雑誌FLYERに掲載されたAirglowの特集記事がBHPFCのサイト上で公開されています。

 

英語文献を読むのが億劫という方もいることでしょう。

そこで個人的に印象に残ったポイントを抜粋して紹介します。

 

  • P.1 人力飛行機を始めたきっかけ
  • P.3 離陸出力
  • P.3 テールパイプのメモ
  • P.6 機体諸元
  • リンク
  • 関連記事

 

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HPA交流会資料リンク集(~2020)

 

HPA交流会*1の公式サイト(https://hpa.bio/)が現在リンク切れのため、アクセスできる資料へのリンク集を作りました。

現時点(2021/06/08)で開催当時のリンクを確認できたものです。

*1:全国の人力飛行機チームが集まる交流会。例年春と秋に開催される。講演会や人力飛行機製作の意見交換などが行われる。

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愛知総合工科高等学校 ‘コノウエ300k’

人力飛行機 Advent Calendar 2020、25日目の記事です。

 

あいちこどもの国にて2020年11月〜12月にかけて行われた展示を見に行きました

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展示機体

愛知総合工科高等学校 コノウエ300k

愛知総合工科高等学校の生徒によって2020年の鳥人間コンテストを目指し製作された滑空機。

後退角がついた主翼、V字状の尾翼といった機体形状はコノハズクをイメージしている。機体名は「コノハズクの上をいく」という意味が込められている。*1

スパン23.0m、機体重量42kg。

鳥人間コンテストが開催されなかったため、2020年11月28日にあいちこどもの国の芝生広場にて試験飛行が行われた。

 

*1:展示パネルより

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