人力飛行機探訪記

鳥人間はじめ人力飛行機を見てきた記録をアーカイブ

鳥人間コンテスト2024出場チームをざっくり紹介【1日目・プロペラ機部門】

もうすぐ鳥人間コンテスト2024ですね。

当日は鳥人間コンテスト公式YouTubeチャンネルにて生中継が行われます。

プロペラ機部門は7月27日の6時15分頃開始。

朝早いですが、一緒に頑張って起きましょう!

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いち鳥人間ファンによるプロペラ機部門への出場チーム紹介です。

 

北海道大学 NorthernWings

北海道大学にて活動するチーム。

前回の記録は2021年の19.27m。

北大のフライトで思い出深いのは2016年。チーム記録を大きく塗り替えてカメラの死角に入ってしまう事態に。今年も記録を塗り替えてくれるのを期待します。

フライト動画(2022年)

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早稲田大学宇宙航空研究会 WASA

早稲田大学日本女子大学のインカレチーム。

前回の記録は2021年の59.25m。

WASA鳥人間・ロケット・天文・電装の4プロジェクトで活動しているものづくりサークルで、人力飛行機製作を行っているのは鳥人間プロジェクト。

今年は4月の時点で定常飛行を達成し、例年に比べて早いペースの進捗を出している。

フライト動画(2023年)

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大阪公立大学 堺・風車の会

大阪公立大学中百舌鳥キャンパスで活動するチーム。

前回の記録は2023年の1,133.87m。

これまでにプロペラ機ディスタンス部門(現プロペラ機部門)では3回、タイムトライアル部門でも3回優勝している。

2022年の朝ドラ『舞いあがれ!』に登場する人力飛行機チームの撮影協力を行った。

フライト動画

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フライト動画(2023年)

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大阪大学 飛行機制作研究会albatross

大阪大学吹田キャンパスで活動するチーム。

前回の記録は2015年の532.02m。(2018年も出場したが強風によりフライトなし)

かつては無尾翼機という特徴だったが、今年は尾翼がある機体になってから初の出場。

フライト動画

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横浜国立大学 横浜AEROSPACE

前回の出場は2014年。(強風により棄権)

機体の特徴は水平尾翼が先端にあるタイプの先尾翼型であること。加えて今年は、尾翼にFFC(Free Floating Canard)機構を導入。*1

人力飛行機でのこの機構の導入例は、2021年の早稲田大学WASAが挙げられる。*2

機体写真

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東京都立大学 鳥人間部 T-MIT

東京都立大学 日野キャンパスにて活動するチーム。

前回の記録は2023年の2,115.26m。

今年の機体は主翼の初期上反角がはっきりとわかる形状になっている。

フライト動画

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フライト動画(2023年)

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立命館大学 飛行機研究会 RAPT

立命館大学びわこ・くさつキャンパスで活動するチーム。1994年活動開始。

前回の記録は2023年の1,683.24m。

RAPTは今年、昨年と同じパイロットで出場する。学生チームは一年毎にパイロットが変わることが多いので、2回以上フライトを行う人は珍しい。

機体形状は昨年に引き続き中ペラプッシャー式を採用。

フライト動画

フライト動画(2023年)

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Urawa Revolbirds

浦和高校の有志メンバーによるチーム。2023年5月に結成し、今年初出場。

埼玉県を拠点に活動している。*3

高校生によるチームは今年のプロペラ機部門では唯一のチームであり、過去のプロペラ機部門の出場記録を調査しても非常に少ない。*4

 

名古屋大学 AirCraft

名古屋大学東山キャンパスで活動するチーム。1998年活動開始。

前回の記録は2022年の979.52m。

引き込み足や、タイムトライアル部門に出場していた時代から続くフラッペロンが特徴的。

フライト動画

フライト動画(2022年)

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大阪工業大学 人力飛行機プロジェクト

大阪工業大学大宮キャンパスで活動するチーム。

前回の記録は2023年の8,566.72m。

機体形状は一枚プロペラが特徴。そして機体組み立て時間の短さなど、運用面での工夫にも目を見張るものがある。

フライト動画

フライト動画(2023年)

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東京理科大学 Aircraft Makers

東京理科大学野田キャンパスで活動するチーム。「ACM」と略されることもある。

前回の記録は2017年の164.14m。

人力飛行機のプロペラは木材やCFRPなど作られることが多いが、今年のACMのプロペラは3Dプリンタを用いて製作されている。*5

フライト動画

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京都大学 Shooting Stars

京都大学にて活動するチーム。

前回の記録は2021年の243.93m。

機体は後ろにプロペラがあるタイプのプッシャー型。プロペラはマスコットキャラクターのエルバくんと同じ緑色。

滑走路上での飛行時にプロペラが地面に接するのを防ぐために垂直尾翼にも車輪がついている。

フライト動画

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東京工業大学 Meister

東京工業大学大岡山キャンパスで活動するチーム。

前回の記録は2023年の3,851.83m。

機体は2023年と比較して、主翼の肉抜き箇所がさらに増えて軽量化が図られている。

2024年2月には、#学生にMac シリーズの広告に起用された。

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フライト動画

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フライト動画(2023年)

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芝浦工業大学 Team Birdman Trial

芝浦工業大学大宮キャンパスで活動するチーム。

前回の記録は2023年の158.53m。

1998年より二人乗りの人力飛行機製作を行っており、今年度のコクピットは前部パイロットはリカンベント型・後部パイロットはアップライト型を採用している。

今年のフェアリング形状は前年度に比べて直線的な印象を受けた。

フライト動画

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フライト動画(2023年)

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TriStellation

東京都の武蔵村山市で活動する今年初出場のチーム。

2022年・2023年ともに書類審査通過したが、2022年は試験飛行中の機体破損により棄権。2023年はプラットホーム上で棄権している。

パイロットは2016年に電気通信大学U.E.C.wingsメンバーとしてフライトしている。

フライト動画(2022年)

チームTシャツ(2023年)

 

東北大学 Windnauts

東北大学川内北キャンパスにて活動するチーム。

鳥人間コンテストと聞いて「東北大学だろ!ウィンドノーツだろ!」を思い浮かべる人も多いだろう。

前回の記録は2023年の42,837.78m。(彦根市長賞)

記憶と記録、両方に残るチームだ。

フライト動画

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フライト動画(2023年)

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チームTシャツ

写真左下の赤いTシャツ。『颯』は2024年の機体名。

 

関連リンク

鳥人間コンテスト公式サイト

www.ytv.co.jp

 

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関連動画

帝京大学SkyProject26代の遺音さんと当ブログのマスコットキャラクター・つばさつるによる鳥コン出場チームチェックの配信を行いました。

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